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猫伝染性腹膜炎(FIP)
このブログは、FIPに罹患したアビシニアン(3才オス)の、2ヶ月間の闘病記録を中心にした内容です。新たな更新はしていませんが、この、猫にとっての「死に至る病」について、愛猫家の皆さんに知っていただければ、と、公開しています。
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2003/10/16(Thu) No.438 アビ吉の最期の苦しみようを見た後、一瞬、「安楽死にすがりたい」気持ちになりました・・・・。しかし「安楽死」は、自然界には存在しないものです。 私が「安楽死」という言葉を知ったのは、森鴎外の「高瀬舟」を読んだ時でした。あの中で、主人公が安楽死を選択した背景には、生物の宿命としての病の苦しみもありますが、やはり貧困という「人間社会特有の病」の苦しみも、そこに重なっていたからではないか、と思います。 現代では、安楽死を取り巻く状況は若干変わりましたが、いずれにせよ、人間社会という、まさに人工的な環境の中に存在する人間の為に成立したものを、動物の世界に持ち込むことは、是非以前に、「掟破り」、「ルール違反」のように思えるのです。 安楽死の判断をする際に、果たして救いたいのが、「動物の苦しみ」なのか、「(なす術もなく傍観せざるを得ない)自分の苦痛」なのか・・・。 それらは表裏一体のものなので、神ならぬ私に識別することは不可能です。「安楽死を動物に与える」ことは、「神の代理人」となることに他ならず、私には、その一線を越えることに、抵抗があります。 うまく言えませんが、私は、畏れを知る同じ生き物として存在したい。ですから、私は、これからも安楽死を選択しないと思います。 --------------------------------------------------------- 猫おば [E-Mail] 安楽死は、貨幣と同様、人間社会固有のものだと思います。善と悪、相反する意味を含むと言う意味でも・・・。 2003/10/17(Fri)/12:20:30 No.440
by abi_kichi
| 2004-09-26 22:57
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