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猫伝染性腹膜炎(FIP)
このブログは、FIPに罹患したアビシニアン(3才オス)の、2ヶ月間の闘病記録を中心にした内容です。新たな更新はしていませんが、この、猫にとっての「死に至る病」について、愛猫家の皆さんに知っていただければ、と、公開しています。
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2004/08/27(Fri) No.991 昨日(9月9日)の早朝、いつものようにカーテンの向こうが次第に明るくなるのを瞼の裏に見ながら、次第に眼が覚めてゆきます。深海から明るい水面の直下に浮かび上がるような感覚の中で、いつも心に泡のように浮かぶのは、「アビ吉、ごめんね」「アビちゃん、私があんたの健康管理に失敗したばかりに・・・本当にごめんね。」という繰言・独り言ばかりです。 当然ながら答えるものもなく、しばらくして本当に眼が覚め、離床する・・・そんな毎日でした。 なのに昨朝は、その最初の繰言の後、即座に、男の子か女の子か分かりませんが、とにかく子どものあどけない声が後頭部に響きました。「お姉ちゃん、もういいよ。もう済んじゃったことだし・・・いいんだよ。」・・・明るい声、背後で話しかけているのか、姿は見えません。 『アビ吉?!何て言ったの?もう済んでるって?!・・・違うよ!まだ、済んでなんかいないよ~っ!』と泣き叫びながら、眼が覚めました。 そんなことがあった翌日10日の夕方、終業後に「ねえねえ!今朝、アビ吉が子猫の姿で夢に出てきたんよ!アビちゃん、きっと生まれ変わってくるよ!」というwooさんの話を聞き、思わず涙しました。 私が夢の話をすると、wooさん曰く「ホント、アビ吉、夢に出てこんかったもんね。こうやって立て続けに出てきてくれたなんて、きっとまた戻ってくるんだよ!」・・・wooさんは嬉しそうです。 「何とも非科学的なやりとりをして、本当に無様だなぁ・・・」と、私の理性は醒めた眼で、このやり取りをじっと観察しています。でも私の感情は、そのような眼差しを意識しても、(苦しいことは苦しいのですが)決して弱まることも、萎縮することもありません。 ・・・でも・・・、もう一周忌は目前です。
by abi_kichi
| 2004-10-07 00:43
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